2011年 04月 20日
長年に亘る実験。。。
未だ最終結果は出ておりませんが、中間報告です。。。
イーネオヤを作りながら気になっていた事。それが「色替え」です。
イーネオヤは簡単に言えば、縫い針で結び目を作り、その結び目を増やしたり減らしたりして花々を形作る技術です。
その編み方の特徴から、色替えがあまり綺麗には出来ません。変えるとなると、クッキリ・ハッキリと定規で引いた線のような境目が出てしまいます。
どうしてもぼかした感じを出せないので、何かないか?と長年の間、試行錯誤しております。
そんな中、オールド・オヤの再現中にヒントをもらいました。
最初に言ってしまいますが、これにも弱点があり改良の必要があります。ただ、色の選択の仕方によっては、使えるアイディアです♪
問題は、写真で撮影するには微妙すぎる色合いで見て下さる方々に私の言いたい事が伝わるかどうかと言う事ですが・・・(汗)
花びらの外回り1周の仕上げ方です。薄い紫と少し濃い紫の2色でグラデーションを付けて編み上げているのが分かりますか?
ランダムに色替えをしています。
実際の花びらを観察すると、当然ながらそのグラデーションに規則性があるわけではありません。あのランダムな感じの色替えを目指して、続けてきた試行錯誤の中で今回の編み方が最も気にっている方法の1つです。
今から仕上げますので、次回は仕上げた状態を紹介しますね♪
今日はもう1つ
震災後、私の家の周辺で大きな被害は無く停電・断水が無ければまるで何も無かったかのような雰囲気でした。ただ、明らかに震災前と違うと肌で感じた事が「経済活動の停止」でした。
本当に何も動いていないのです。本気で怖かったですし、正直に言うと今でも本格稼働していないこの状況には恐怖に近い感じを受けます。
あれほど忙しかった私の仕事も、未だ6割稼働の日々。周辺でも整理解雇の話や廃業の話が聞こえてきます。
今までの全てが正しかったとは思いませんが、このままでは多くの人々が守れる物さえ守れなくなるのではないか?という言い知れぬ恐怖を覚えているのも嘘ではありません。
「変わる」事の意味とその変え方、選択の余地なく迫られているこの状況に私たちはどのような答えを出すのか。出せるのか。。。
最近、あ~でもない、こ~でもないと考え込む日があって「あまり良くないな」と自分でも思ったり。。。。
震災後、ライフラインが復旧するまでの4日弱、何は無くともこれだけはあった!と言えるのは「珈琲」です。暖房もきかず、家の中にいても息が白くなるほどの寒さの中、毎朝欠かさず入れたのがいつも購入している芦田さんのコーヒーでした。
雪がちらつく中、人生で初めて給水車に並び・スーパーの行列にも並び、止まってしまった街を自転車で駆け抜けながら、携帯に送られてくる友人たちのいる最前線の惨状を知れば知るほど、何か1つでも変えずに過ごす事を心掛けていました。
それは無意識に近いですし、被災された方々を考えると、1つでも変えずに過ごす事が出来ただけでも幸せな事なのだと改めて思います。
あれから少しずつ復旧を始めた街では、まだ問題もあるけれど配送や販売、製造と着実に以前に近い生活を取り戻し始めています。その何気ない日常の意味をこれほど考えた事もありませんでした。
一昨日その芦田珈琲さんの豆が無くなりました。震災後初めて昨日の朝と今朝、珈琲を飲みませんでした。
幸い仙台で暮らす芦田さんはご無事で、ご自身がまだ不自由な生活をされている中で私のワガママな注文に快く応じて下さり、豆を焙煎してくださいました。
無事受け取れました。「つながっている」という幸せをクロネコのお兄さんが今日も運んで来てくれます。ありがとう☆
大切に・大切に飲みます。本当にありがとうございました。
イーネオヤを作りながら気になっていた事。それが「色替え」です。
イーネオヤは簡単に言えば、縫い針で結び目を作り、その結び目を増やしたり減らしたりして花々を形作る技術です。
その編み方の特徴から、色替えがあまり綺麗には出来ません。変えるとなると、クッキリ・ハッキリと定規で引いた線のような境目が出てしまいます。
どうしてもぼかした感じを出せないので、何かないか?と長年の間、試行錯誤しております。
そんな中、オールド・オヤの再現中にヒントをもらいました。
最初に言ってしまいますが、これにも弱点があり改良の必要があります。ただ、色の選択の仕方によっては、使えるアイディアです♪
問題は、写真で撮影するには微妙すぎる色合いで見て下さる方々に私の言いたい事が伝わるかどうかと言う事ですが・・・(汗)
花びらの外回り1周の仕上げ方です。薄い紫と少し濃い紫の2色でグラデーションを付けて編み上げているのが分かりますか?
ランダムに色替えをしています。
実際の花びらを観察すると、当然ながらそのグラデーションに規則性があるわけではありません。あのランダムな感じの色替えを目指して、続けてきた試行錯誤の中で今回の編み方が最も気にっている方法の1つです。
今から仕上げますので、次回は仕上げた状態を紹介しますね♪
今日はもう1つ
震災後、私の家の周辺で大きな被害は無く停電・断水が無ければまるで何も無かったかのような雰囲気でした。ただ、明らかに震災前と違うと肌で感じた事が「経済活動の停止」でした。
本当に何も動いていないのです。本気で怖かったですし、正直に言うと今でも本格稼働していないこの状況には恐怖に近い感じを受けます。
あれほど忙しかった私の仕事も、未だ6割稼働の日々。周辺でも整理解雇の話や廃業の話が聞こえてきます。
今までの全てが正しかったとは思いませんが、このままでは多くの人々が守れる物さえ守れなくなるのではないか?という言い知れぬ恐怖を覚えているのも嘘ではありません。
「変わる」事の意味とその変え方、選択の余地なく迫られているこの状況に私たちはどのような答えを出すのか。出せるのか。。。
最近、あ~でもない、こ~でもないと考え込む日があって「あまり良くないな」と自分でも思ったり。。。。
震災後、ライフラインが復旧するまでの4日弱、何は無くともこれだけはあった!と言えるのは「珈琲」です。暖房もきかず、家の中にいても息が白くなるほどの寒さの中、毎朝欠かさず入れたのがいつも購入している芦田さんのコーヒーでした。
雪がちらつく中、人生で初めて給水車に並び・スーパーの行列にも並び、止まってしまった街を自転車で駆け抜けながら、携帯に送られてくる友人たちのいる最前線の惨状を知れば知るほど、何か1つでも変えずに過ごす事を心掛けていました。
それは無意識に近いですし、被災された方々を考えると、1つでも変えずに過ごす事が出来ただけでも幸せな事なのだと改めて思います。
あれから少しずつ復旧を始めた街では、まだ問題もあるけれど配送や販売、製造と着実に以前に近い生活を取り戻し始めています。その何気ない日常の意味をこれほど考えた事もありませんでした。
一昨日その芦田珈琲さんの豆が無くなりました。震災後初めて昨日の朝と今朝、珈琲を飲みませんでした。
幸い仙台で暮らす芦田さんはご無事で、ご自身がまだ不自由な生活をされている中で私のワガママな注文に快く応じて下さり、豆を焙煎してくださいました。
無事受け取れました。「つながっている」という幸せをクロネコのお兄さんが今日も運んで来てくれます。ありがとう☆
大切に・大切に飲みます。本当にありがとうございました。
by dantel-mika
| 2011-04-20 14:55
| 試作・製作中