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オール・ラウンド・プレイヤー

新しい記事はお知らせの後です♪

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10月2日~13日まで、ショップ・with OYAをオープンしております♪ お時間のある方は覗いて見てください☆

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現在10月スタートの仙台・東京定期クラスのお申込み受付中です♪

10月の東京定期のみレッスンのスタート時間が異なりますご注意ください★時間割を修正しておりますので、お時間のある時に再度ご確認ください★

●レッスンの時間割・レッスン会場地図はこちらから → 
●レッスンに関するご質問はこちらから → 

※仙台定期クラス・東京定期クラスの詳細・お申し込み先※

 ワークショップお申し込み専用窓口 からお願い致します。

申込期限は10月14日(月・祝)までとなっております。

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9月のレッスン数は短期間で開催するレッスンとしては、過去最多でした。自分の健康管理も含めて始まる前から、レッスンをする緊張感以外の緊張が存在してかなりの重圧感があったのは事実です。

お約束したレッスンをキチンと開催する。どのレッスンも全力で伝える。毎回そう思いながらのレッスンですが、ここまで多いとチョツと不安がありました。その緊張感から、この数日やっと解き放たれた感じです♪

急に体が実感として、終わった~と思えたようで(笑) 簡単なお礼は帰宅後のブログに書きましたが、何だか頭がフワフワしている感じが抜けない時に書いたので、今日はこの数年の私の裏話を織り交ぜてお話を。

実はここ2年以上に亘って、多分そろそろ3年目に入りそうですうが、ある目標を持って自分の手加減への挑戦を試みておりました。以前からレッスンでは話しておりましたので、知っている生徒さんも多いですが、ブログに書くのは初めてです。

イーネ・オヤでは人によって出来上がるひし形の形が細長かったり、少々横幅のある編み上がりだったり手によって様々なひし形が生まれます。

興味深いのは、一般的に細いひし形を編む人はその細さでしか、横幅のあるひし形の人はその横幅のあるひし形しか編めないと言う事です。

手加減が大きく作用するイーネ・オヤならではの現象ですが、ある程度編めるようになってから、私にはこの「どちらかしか編めない」と言うのが不満でした。

私は伝統的なオヤを編む頻度よりも、オヤのテクニックを使って様々なオリジナルを作る頻度の方が高いので、両方のひし形が編めた方が便利なのです。オヤのオール・ラウンド・プレイヤー(間違ってる?笑)になりたい!とずっと思っていました。

例えば

元々硬めのナイロン糸で、目の細かい細いひし形の花びらを編むと当然ながら固く編み上がります。これは最大目数の多い大きな花びらをアクセサリーなどに加工する時に硬過ぎて意外と大変で、しかも綺麗に仕上がりません。

ナイロンは元々、糸自体に強度がありますので多少目の幅を広く編み上げても、最低限の強度を保てます。そうすると細く編むよりも柔らかくなり加工が簡単になります。しかもその方が仕上がりの曲線が柔らかく、花らしい表情を出せるのです♪

逆に柔らかいポリ糸やシルク糸などで横幅のある目の大きなひし形を編んでしまうと、花びら全体が柔らかくなり過ぎて、アクセサリーに加工出来ても強度の足りない作品に仕上がってしまいます。ですから目幅を狭くすることで強度を出しながら、作品を作りたいのです。

結構以前から叶うならば最大目数は同じでも編み上がりが細い花びらと横幅のある花びらで2目分ほど幅の異なる花びらを、自分の意志で自由に編み分けて作品を作りたいと思っていました。

これは相当手ごわい事が挑戦する前から分かっていましたし、何よりも挑戦している間は間違いなく目が狂う事が確実でかなり勇気がいる決断でした。

そして思い切って挑戦した感想は、いや~苦行ですな(汗)

最近やっと安定して、柔らかいポリで理想に近い細めのひし形を、硬いナイロンで横幅のあるひし形を自分の意志で編み分けられるようになってきました。

しかしながら問題はここからです。

私は元々少し横幅のあるひし形を編んでいましたので、ナイロン糸での横幅のあるひし形と言うのはそれほど難しい物ではありませんでした。ところがナイロン糸では、時々伝統的なモチーフも編むのです。

私の希望としては、伝統的なモチーフは出来るだけ細いタイプのひし形で編みたいのです。。。。。ナイロンで理想的な細い幅のひし形って(涙)
オール・ラウンド・プレイヤー_a0149643_19525310.jpg

これは一昨日編んだ葉です。それほど悪くは無いけど、満足できない感じのひし形・・・・・。まだ意識し過ぎると乱れるのですよ(笑)

これが最後の難題となっております。大分理想に近い形になり始めていますが課題が多く(汗)

以前より全体的に編み目は安定してきていますので、前ほど目が狂う事もなくなりましたが半端に上達した後に残る壁って、かなり高いですね・・・。苦しい挑戦が続いております。問題点が具体的になっているだけまだ救いがありますが、私の修行は続きます。

しかし毎回課題を突き付けられてはいますが、この挑戦は道半ばの現時点においても、私にとって大変な勉強となる挑戦だったと感じています。

目の大きさを自らの意志で変える。と言うのは、オヤを様々な角度から観察する事でもありました。

特にこの1年で頭ではなく体が、糸のコントロールについて相当数の疑問を具体的に解消出来ただけでなく、レッスンで説明するときの言葉の選び方も変わってきたと感じています。

皆さんそうだと思いますが、身に付けた技術は自分の経験から想像・発展していきます。ですので自分の経験からではない、全く想定外の角度から投げかけられる生徒さんの質問に答えが分かっていても上手く言葉で説明出来ずに、自分の力不足を感じる事が時々あります。

ところが今回の展示会では少し様子が違いました。言葉の選び方1つで、こんなに反応が違うのか★と驚くことが多かったと感じています。この数年間、これは意味のある挑戦なのか?と随分自問自答していましたが費やした時間が、少しは自分の力になってくれているのかも♪ と感じられたことは嬉しい発見でした。

ただ毎回レッスンを終える度に「あの表現を、少し変えられなかった?」とか「もう少し別の見せ方があったかな?」とか反省が減らないのは残念な感じです・・・・。オヤ修行だけでなく、講師修行もまだまだ道半ば・・・・。

手応えを感じたり、反省したりの繰り返しです。。。。。。。

やっと9月の1か月を振り返れるようになって、あれだけの数のレッスンに沢山のお申し込みを頂き尚且つ終了させられたこと、まだまだ未熟で忘れっぽい(分かる方には、分かるかと・笑)講師の私に、いつも気持ちよく対応してくださる生徒さん達に改めて感謝・感謝の気持ちで一杯です。

毎回ですが今回もレッスンを通して、本当に沢山の事を学ばせて頂きました。お忙しい中、足を運んでくださった皆様 本当にありがとうございました♪

今月からは東京でも定期クラスが始まります。生徒さん達の優しさに甘えることなく、少しでも分かりやすいレッスンになる様に、また「何だ、これは??」と良い意味で驚きを与えられるような作品を生み出せるよう、1つ・1つ目の前の課題を挑戦していきたいと思っています。

これからも、のんびりとお付き合いよろしくお願い致します☆ またお会い出来るのを楽しみにしております~♪♪

やっとキチンとお礼の文章書けました。。。。
by dantel-mika | 2013-10-09 20:26 | 試作・製作中

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